100均ノコギリでも鉄が切れる!コツやおすすめの種類をご紹介

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鉄を切断するためのノコギリのことを
金切り鋸(かなきりのこ)と言います。

 

今回はダイソーの金切り鋸で突っ張り棒を切ってみました。

 

100均の物なので大して期待はしていなかったものの
コツさえ掴めば家庭でなら十分使える代物なことが分かりました。

 

この記事では実査に使ってみた体験から
どのような種類のノコギリが使いやすいのか?
上手に使いこなすためのコツ
などをわかりやすくご紹介します。

 

 

ちょこっと使いなら100円で十分

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今回は家にあった突っ張り棚をちょっとだけ短くするのに
ダイソーの金切り鋸を使いました。

 

最初はなかなか上手く切れず刃がどんどん丸くなっていくだけ!

「やっぱ100円じゃダメかな」と思ったんですが、
時間があってので色々試してみました。

 

1時間くらい練習したらコツを掴んで
突っ張り棒くらいの太さの円柱なら2,3分ほどで切れるようになりました。

 

それでも100円なのでちょっと切るだけで
ノコギリの刃にはだいぶダメージがあります。

 

頻繁に使ったり、切る部分が多かったりするなら
耐久性の高い金切り鋸がおすすめです。

 

家庭で時々、金属製のゴミを切るくらいなら100円の金切り鋸で十分だと思います! 

 

コツをつかめば100均鋸でも簡単に切れる

100均鋸の最大の特徴は価格!

なので正直耐久性や切れ味は微妙なのですが
切り方でカバーすることは可能です。

というか力任せに切っていたら全然切れません。

 

私自身最初は力まかせに切って刃を潰してたんですが、
調べたり試行錯誤していくうちに上手く切れるようになりました。

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力で切って刃を押し潰すと写真のようになります。

ツルツルになってただの鋼の延べ板です。

 

切り始めは軽く切るのがコツ

特に切り始めは力を入れてはいけません。

コリコリと材料をこするくらいで十分です。

少しずつ金属の粉が削れてくるようなら
それでOKです。

 

なかなか切り進められないからといって力を入れてはいけません。

 

力を入れて切るということは
材料に刃を当てる強さを強くするということです。

金属を切る場合強く刃を押し付けてはいけません

 

 

例えば木材のように刃と材料の硬さに差がある場合は
圧力をかけても刃が勝つので
刃が木に食い込んでどんどん切っていけます。

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でも刃も材料も固い場合は力任せに押し付けて切ると
尖った刃の先端の方が負けて潰れてしまいます。

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これでどんどん刃が丸くなっていって
切りにくい状態になってしまいます。

 

 

そのため最初は刃の先端を押し付けずに
尖った部分で材料を少しずつ削るようにして切っていきます。

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材料が削れて細かい粉が出ていればOKです。

刃が食い込んでいっても、
先端を潰さないようにあまり力を入れすぎずに切り進めてください。

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刃を強く押し付けなければ
切り終わったあとでも
ギザギザが残ったままです。

 

 

この方法でも材料が硬すぎる場合は刃のほうが削れて丸くなっていきます。

潰れて丸くなるわけでは無いので、
100均ののこぎりではなくもっと頑丈なのこぎりにしなければいけません。

 

またコツを掴んでも100均の鋸は値段重視な分
切るのに時間はかかります。

頑丈なのこぎりなら圧をかけても刃が潰れないので早く切れるはずです。

切る部分が大きかったり、大量に切ったり、早く切りたい場合は100円の金切り鋸ではダメそうです。

 

 

刃の角度をこまめに変える

もう一つ金切り鋸を使うコツは
刃の角度をこまめに変えながら切ると早く楽に切ることです。

 

金切り鋸だけでなくのこぎり全般に言えることですが、

ずーっと同じ角度でのこぎりを入れていると
だんだん切れていくスピードが遅くなっていきますし、
のこぎりも重くなってきます。

 

切り始めは材料に接地している
のこぎりの山が少ないので小さい摩擦力で済んでいるのですが

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切り進めて行くうちに接地するのこぎりの山が増えていきます。

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こうなると摩擦力が多くなってのこぎりは重くなりますし
一つの山に掛かる力も分散してきてだんだん切りにくくなってくるんです。

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ある程度切ったら、
接地する刃の山が少なくなるように
のこぎりや材料の角度を変えてみてください。

すると少ない力でゴイゴイ切りすすめることができますよ。

 

 

弓のこタイプが使いやすい

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金切り鋸にはいろいろな形状がありますが、
弓のこタイプがおすすめです。

特に写真のダイソーの金切り鋸は弓部と先端部があって汎用性が高く便利なんです!

 

このタイプだと弓の弦になっている部分の刃が曲がりにくく
のこぎりに不慣れな人でも切りやすいかと思います。

 

弓状になっていない金切り鋸の場合は
刃だけが突き出ている形なんですが
金切り鋸の刃は薄いので
切っている途中でグニャッと曲がったり折れたりしてしまうこともあるんです。

 

 

しかし弓のこ状でも切りにくいこともあります。

大きなものを切る時やカーブさせながら切る場合は
弓が邪魔になることもあるんです。

 

でもダイソーの金切り鋸は
刃の先端が弓から飛び出しているので
弓が邪魔なときは先の部分だけで切ることも可能です。

 

使い勝手が良いので
一般家庭に常備しとくならこのダイソーの金切り鋸が良いですよ。

 

 

 まとめ

家庭でちょこっと使うくらいならダイソーの金切り鋸が便利

使うときは軽い力で扱えば簡単に切れます。